非観血的関節受動術

(サイレントマニピュレーション)

肩関節の動きが不良の患者さんに対する治療の第一選択はリハビリテーションです。疼痛が強い場合はエコー下に注射なども行います。

リハビリを続けてもなかなか可動域が改善しない患者さんには非観血的関節受動術(サイレントマニピュレーション)をお勧めしております。

非観血的関節受動術(サイレントマニピュレーション)は首から肩を支配している神経をエコー下に麻酔を行い、癒着した関節包を剥していく小手術です。

​以下具体的な施術の流れをご紹介いたします。

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①施術前に血圧や脈拍を測定し、点滴を行います。

②ベッドに仰向けに寝ていただき、超音波(エコー)ガイド下に肩を支配している神経に麻酔を行います。

③麻酔が効いてくるまで30分ほど座った状態で待ちます。

④上肢を徐々に屈曲・外転・内転・内旋・外旋し癒着した関節包を剥していきます。

⑤帰宅後疼痛が強くならないように肩関節後方からエコー下に関節内に炎症止めを注射します。

⑥三角巾を装着し帰宅となります。

⑦受動術を行った翌日よりリハビリを再開します。特に受動術後2週間は重点的にリハビリと家での可動域訓練を行います。

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※施術適応とならない方

80歳以上の方

・術前の胸部レントゲンにて肺の機能不全が疑われる方

・重度の骨粗鬆症がある方

・脳梗塞既往があり片麻痺がある方